液晶テレビの保護パネル(保護フィルム)のおすすめ12選｜必要か？デメリットや効果は？

普段持ち運ぶ機会のあるスマートフォンやタブレットは画面割れを防ぐために、保護フィルムを貼っている方は多いです。しかし、液晶テレビや有機elテレビの保護パネル（保護フィルム）はどのようなシーンで必要か疑問に思いませんか。

また、保護パネルといっても種類が豊富でどのように選べばいいのか分かりません。テレビの保護パネルには、太陽や照明の反射を抑える反射防止フィルムや埃が付きにくく掃除が楽になるタイプなどどさまざまな便利機能がある一方で、少なからずデメリットもあります。選び方を事前に知っていれば失敗せずに購入が可能です。

本記事では、液晶テレビや有機elテレビに保護パネルを付けるメリットやデメリット、特徴や選び方などを解説します。記事の後半では、テレビの保護パネルのおすすめ商品を紹介するので生活に取り入れようか検討している方は参考にしてください。

スマートフォンやタブレットと違って、画面に手が触れる機会がないテレビは、「テレビの保護パネルやフィルムは必要ないのでは？」と考える方も多いですよね。ただ、保護パネルがあると、テレビの画面に直接埃が付きにくく掃除の負担が減らせたり、ブルーライトカットで目への負担も抑えることができます。

しかし、テレビ保護パネル（フィルム）の選び方によっては、指紋が付きやすくなったり反射防止に伴い全体的に白っぽい画面になったりするのがデメリットになる場合も。そのため、事前に種類を確認して希望に合わせて選びましょう。

（保護フィルムのメリット）

• 画面に埃が付きにくくなる
• 画面に傷が付きにくくなる
• 子どもが触っても画面に直接指紋が付かない、傷つきを防ぐ
• ブルーライトをカットして目の負担を軽減

（保護フィルムのデメリット）

• 材質によっては指紋がつきやすくなる
• 反射防止タイプは、彩度が下がることも

テレビ保護パネルやフィルムを購入するときは画面のサイズ（インチ）に合ったものを選べばいいと思われがちですが、利用しているテレビに対応しているかについても確認が必要です。たとえば、40インチのテレビを利用している人が40インチの保護パネルを購入する際、表面上のサイズは合っていても機種ごとにサイズが異なり合わない場合があります。

そのため、余白のサイズによってテレビ画面すべてをカバーできない恐れや、余白が小さすぎてパネルが画面からはみ出てしまう場合もあるので、必ずテレビに対応しているかチェックしましょう。なお、ソニーやパナソニック、東芝などの有名メーカー製品であれば大体網羅されているので、先に確認するのをおすすめします。

下記記事では部屋に合うテレビのサイズについて解説。テレビ保護パネル（フィルム）のほかに、テレビの購入を検討している人や適切なサイズを知りたい人は参考にしてください。

テレビ保護パネル（フィルム）は大きく分けて「アクリルタイプ」と「フィルムタイプ」の2種類。以下に特徴をまとめたので参考にしてください。

【アクリルタイプの特徴】

• 厚くて頑丈
• 取付けが簡単
• 価格が高い
• 55インチ・65インチ・75インチのテレビにおすすめ

アクリルタイプは名前の通りアクリル板となった保護パネルなので、フィルムよりも厚くて頑丈で液晶へのダメージを少なくできます。頑丈なだけでなくテレビの上部に引っかけるだけなので取付けも簡単です。しかし、フィルムに比べて販売価格が高く32インチ向けは4千円前後、40インチ以上向けだと1万円以上かかります。55インチ・65インチ・75インチのテレビにおすすめです。

【フィルムタイプの特徴】

• 薄く、ダメージを受けやすい
• 取付けに手間がかかる
• 価格が安い
• 50インチ以下がおすすめ

一方、フィルムタイプは価格が安く、40インチ向けでも3千円から5千円前後で購入が可能です。アクリルタイプと比べるとかなり薄いので、ダメージを受けやすく傷が付きにくいですがテレビの液晶画面に触る機会がなければ問題ありません。なお、アクリルタイプと異なりフィルムタイプは取り付ける際に気泡が入らないように気を付ける必要があります。50インチ以下のテレビにおすすめです。

頑丈さと取付けの簡単さを求めるならアクリルタイプ、価格の安さを求めたい方や小さな子どもがいない方ならフィルムタイプの選び方がおすすめです。

アクリルタイプとフィルムタイプのどちらにも、「グレアタイプ（光沢タイプ）」「ノングレアタイプ（非光沢タイプ）」があります。以下に特徴をまとめたので参考にしてください。

【グレアタイプ（光沢タイプ）の特徴】

• 画面が鮮明に映る
• 光を反射しやすい
• 指紋がつきやすい

グレアタイプはクリアで光沢があり、テレビに取付けても画面を鮮明に映し出せます。しかし、光を反射しやすいので周りのものが映り込んだり、昼間だと太陽による反射した光で画面が見にくくなる恐れがあります。指紋も付きやすいので、テレビ画面の掃除が面倒だと感じている方にはあまりおすすめできません。

【ノングレアタイプ（非光沢タイプ）の特徴】

• 光の反射が少ない
• 目に負担がかかりにくい
• 指紋がつきにくい
• 画面の鮮明さが落ちる

そして、ノングレアタイプは光の反射防止や映り込みを最小限にして、昼間でも見やすく長時間テレビを見ても目に負担がかかりにくい効果があります。さらに指紋が付きにくい仕様になっているので、画面の掃除も楽です。その一方で、加工が施されているので画面の鮮明さが落ちるデメリットも。

テレビ画面の鮮明さを維持したい方はグレアタイプを、光の反射防止・目への疲労を軽減・掃除を楽にしたい方はノングレアタイプがおすすめです。

テレビ保護パネルやフィルムを選ぶときは、透過率も大事な基準になります。透過率はパネル（フィルム）を通してテレビの映像がどれほどきれいに映るかの基準です。透過率が高くなるほどテレビ画面は見やすくなる一方で、低くなるほどテレビの画面が見にくくなります。

透過率は製品ごとに違いますが、映像を重視する人は90％を基準にして選ぶのがおすすめです。90％はガラスとほぼ同じ透過度なので、テレビに取付けても映像が鮮明に見えます。一方、透過度が90％以下の保護パネルやフィルムを使うとテレビ画面が見えににくくなります。

保護パネルはテレビの最上部に引っかけるだけで取付けができる優れものですが、その代わりに固定できるツールが付属されていないと子どもが触って外れるだけではなく、テレビ台から落下して割れる危険が伴います。保護パネルは頑丈に作られていますが、落下を防ぐためにはパネルを固定するベルトやテープ、滑り止めを防ぐゴムなどが付属された製品がおすすめです。

ハードコートは従来の保護パネルよりも硬く作られているので、通常のものより一層傷ががつきにくい仕様です。アクリルパネルもテレビ画面と同様に傷がつくものなので、テレビを保護するために使うなら傷が付かないものを選べば画面が見やすい状態を維持できます。

また、テレビの画面に触れる小さい子どもがいる環境でハードコート仕様の製品を使えば、傷が付きにくく長持ちするので安心。なお、フィルムタイプにもハードコート仕様の製品がありますが、画面へのダメージはパネルより低いので傷が付きにくいタイプを検討している人はパネルタイプがおすすめです。

ブルーライトカットはその名の通りブルーライトをカットして目への負担を減らす機能。長時間に渡ってテレビを見る頻度が高いのであれば、目への負担を減らせるブルーライトカットが備わった保護パネルやフィルムがおすすめです。

ただ、ブルーライトカットのある保護パネルやフィルムはどれを選んでもいいわけではありません。ブルーライトカットにはカット率があり、高くなるほど画面に黄色みがかかります。テレビ保護パネルやフィルムにはカット率が30～40％のものが多いですが、40％以上を超えると画面に黄色みがかかり見づらくなります。

そのため、画面の見やすさを重視する人は、ブルーライトカット率が30～40％の保護パネルやフィルムを選びましょう。また、ブルーライトカット非対応でも光による目への負担を軽減できる製品もあります。画面に黄色みがかかる率がより少なくなるので、黄色みを軽減させたい場合はチェックしてくださいね。

テレビに付いた埃で画面が見にくくなり、わざわざ掃除をするのが面倒ですよね。テレビに埃が付く原因は静電気ですが、帯電防止機能が備わった保護パネル（フィルム）を使えば埃が付きにくくなり掃除も楽になります。いつもテレビの埃を取り除くのが面倒に感じている人は、帯電防止機能のある保護パネル（フィルム）がおすすめなのでチェックしましょう。

保護フィルムのメーカーには保護フィルムを専門に扱うものから、アクリル素材を専門に扱うものまでさまざまです。ここではおすすめの保護パネルのメーカーとその特徴をいくつか紹介します。

テレビ保護パネルについて紹介しましたがいかがでしたか。種類や便利機能など種類は豊富で映像の見え方も変わります。目的に合わせて最適なテレビ保護パネルを選んでテレビ視聴を快適に楽しみましょう。